【 機械割と勝率 】
前回、機械割の説明をしました。
今度は「勝率」について触れたいと思います。
勝率とは「勝つ確率」ですが、機械割とどこが違うかわかりますか?
機械割は「(平均で)いくら勝てるか(負けるか)」(差枚が何枚くらいになるか)
勝率は「(平均で)勝てる(負ける)見込みはどれくらいか」(差枚が+になる確率)
という違いになります。
安定して勝つためには勝率の高さも考慮に入れながら立ち回ることも作戦の一つと言えるでしょう。
とくに、スロットをあまり長く打たない人にはこちらがオススメです。
また、この勝率というのが店側に有利な道具の一つになっています。
例えば吉宗の設定6は終日回した(約8000Gを想定)勝率が72%(激低!)ですが、逆に28%も負けるということになります。
設定判別も難しいため「4台設定6」とうたって実際は設定2,4,6がそれぞれ2,1,1台ずつでもなかなかバレないわけです。
「勝率」が我々に与える「高設定でも負けることがある」という認識は、店が平然と嘘をつく1つの原因となっているわけです。
また、低設定の勝率を考えると、低設定でも沢山設置されていれば数台は出るわけです。
そこにきて、「高設定は低設定に比べてよくでる」という認識が、
低設定だらけのガセイベントの真偽をわからなくするわけです。
ストック飛ばしをやる店が多いという事実があるのに、
「ストックは飛ばしてもガセイベントをやる店はあまりないだろう」という考えは甘食よりも甘いです。
では最後に、機械割と勝率をあわせた考え方の例を示しておきます。
設定1で勝率は33.3%、機械割は95%という機種を終日打つと考えます。
仮にこの台を3日間終日打って、機械割がちょうど95%になったとすると、
1日に平均 8000G×0.05×60円=24000円 の負け
つまり、3日で都合72000円負けることになります。
ここで初日にうまく20000円勝ったとすると、残りの2日で (72000+20000)円 負けたことになるので、
残りの2日を平均すると、1日に (72000+20000)÷2=46000円 ずつ負けたことになるわけです。
もちろん、現実の機種においては確率通りに出るということはないですし、
勝ち額期待値や負け額期待値が複雑に絡み合うので、こんな簡単に考えていいというものではないです。
しかし、機械割だけだと一日中回して24000円負け、というぼんやりしたイメージしかないですが、
勝率も入れて考えると機械割以上の大きな勝ちや負けがあることが見えてきます。
だからこそ吉宗で1日に20万まけたりという恐ろしいことが起こってくるわけです。
みなさんも機械割りだけでなんとなく判断して勝率を完全に無視すると、大負けを食らったときにショックがでかいですよ。
勝率を考えたら4,5万負けてもなんてことは無い、などということは決してないですが、
すこしは心の準備をしておくと精神衛生上いいかもわかりません。
Written by 大王
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